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 地域資源紹介

服飾雑貨製品
さまざまなタイプのネックレス

服飾雑貨製品

■指定されている場所: 台東区

服飾雑貨には、ネクタイや靴下、帽子、マフラー、スカーフ、手袋、ハンカチなどの繊維系のもの(アパレル小物)や、イヤリング、ピアス、ネックレス、ペンダント、ブローチ、ブレスレットなどの装身具系のもの、ベルト、鞄、財布、靴、ブーツなど、極めて広い範囲の製品が含まれています。
 

浅草橋と問屋

イヤリング
イヤリング

浅草橋といえば、玩具、人形、文具、そして服飾小物の問屋街として知られています。その歴史は古く、江戸時代から浅草橋周辺には雛(ひな)人形の問屋街があり、さらに隣接して蔵前には玩具の問屋が並びました。ここにこれほど問屋が集中したのは、浅草橋から浅草寺に至る参道沿いに、参拝客向けの各種お土産を製造・販売する店が並んだのが由来と言えます。明治時代以降、花川戸には靴や鞄の問屋が、御徒町にはジュエリー製品の問屋が集まりました。こうして台東区の広い範囲が、和洋の服飾雑貨製品の問屋街として成長しました。

和装小物

髪飾り
髪飾り

江戸時代、簪(かんざし)笄(こうがい)櫛(くし)と言った和装小物が盛んに作られました。浅草や柳橋に簪の店が多かったのは、花街に近かったためです。

ブローチ
ブローチ

江戸時代には簪は銀製、鼈甲(べっこう)や象牙といった高級な素材に、技巧を凝らした高級品も作られました。 和装小物には他にも、帯留、帯飾り、帯締め、巾着、バッグ、ショール、草履、下駄等があります。
 

洋装小物やアクセサリー

明治時代に入ると、あらゆる種類の洋装小物が輸入され、やがて国内でも生産されるようになります。普段着の洋服に用いられる帽子・マフラー・ハンカチなどに加え、パーティードレスやウェディングドレス用のティアラネックレスといった小物類もあります。

ティアラやネックレス
ティアラやネックレス

台東区には、錺(かざり)職人(江戸時代に装飾品や家具・仏具の金属加工に携わった職人)の技を受け継いだ、高度な貴金属加工技術を持つ宝石・貴金属店が多く存在し、指輪やネックレス、イヤリング等のアクセサリー作りが行われています。

 

 

服飾雑貨の変遷

 

イヤリング
イヤリング

服飾雑貨の中の安価な品物や大ロット品は、海外での生産、もしくは輸入品へと置き換わり、その結果、業界全体に商品の価格下落が見られます。台東区内の服飾雑貨品メーカーの中には、生産工場を区外や他県に移し、都心の台東区内では問屋・店舗として営業をしているところもあります。服飾雑貨は、大量生産の時代から、小ロットで多品種・個性的で付加価値の高い商品の時代へと移り変わってきました。
純国産にこだわる顧客に向けて、品質重視を掲げて、国内の材料・国内での生産を売りにしている会社もあります。

髪飾り
髪飾り

近年では、個人が部品を購入し、ネットやフリーマーケットで販売するようになり、店舗への卸のみだった問屋が、一般客へ部品を小売りをするようになっています。

 

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