このページの本文へ移動

TOKYOイチオシナビ 見つけて活かす東京の地域資源

文字サイズ

地域産業資源紹介


保谷梨

■指定されている場所: 西東京市

西東京市では現在さまざまな農産物が生産されていますが、市が誇る特産品として特に有名なのが「保谷梨」です。収穫期は8月中旬から10月中旬頃。この時期は、幸水豊水秀玉あきづき稲城などいろいろな品種の梨が、市内の8つ農園の直売所などで販売され、どこも長蛇の列ができるほど人気となっています。



保谷梨の特徴


 
「木成り熟成」で栽培される保谷梨

保谷梨の特徴のひとつが、木になったまま完熟させる「木成り熟成」で栽培されることです。この方法で梨を栽培することで、ほどよく甘く、ジューシーな果肉、爽やかな食感を楽しめるようになります。保谷梨を木になったまま完熟させて出荷できる理由は、主な販路が直売所であることが挙げられます。一般の流通経路を通さず、地元で多くが消費されるため、極限まで熟した梨を出荷できるのです。また、5月頃から良質な実だけを残す「摘果」を繰り返し、玉が大きなものを厳選して育てていることも、保谷梨の魅力のひとつです。

保谷梨の歴史

 
梨生産組合が作った梨キャラクター「ほーやぼうや」

西東京市の梨農家が集まる「西東京市梨生産組合」には、50年以上の歴史があります。最初は2、3人ほどの農家が梨の栽培を始めたとされ、当初は知名度が低く、宅配の依頼などほとんどありませんでした。そこで、組合員らが総出で市役所の玄関前にゴザを敷いて販売したり、路上で引き売りをして売りさばいたりした時代もあったと言います。そうした苦労を経て、徐々にそのおいしさが一般に知られるようになり、現在では「ふるさと納税」の返礼品に選定されるような、西東京市を代表するブランド品となりました。

保谷梨の新しい栽培法

 
「根域制限栽培方式」で栽培される保谷梨

現在、西東京市の梨農家では、「根域(圏)制限栽培方式」という新しい栽培法の導入が進んでいます。これは栃木県農業試験場が開発したもので、地面に遮根シートを敷き、その上に培土を持って木を育てる技術です。土壌病害の広がりを避けられるほか、購入苗の収穫までの期間短縮や、収穫量の増大、作業の効率化などが期待されています。

保谷梨の加工品

 
保谷梨スムージー

西東京市では、農業振興や地域経済活性化を目的に「めぐみちゃんメニュー事業」を推進し、農業従事者と飲食店経営者のマッチングを促しています。この取り組みの中で保谷梨をふんだんに使った「保谷梨デニッシュ」が開発され、市内のパン屋で販売されています。このほか、北多摩エリアの梨を使ったドレッシングや、梨農家による梨スムージーが登場するなど、さまざまな形で保谷梨の活用が進められています。


一覧はこちら

ページ
トップへ
戻る