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地域産業資源紹介


全国に名前が知られている「練馬大根」

練馬大根

■指定されている場所: 練馬区

「練馬大根」は葉の下部分が白い白首大根系の品種で、1mほどの長さに成長し、首の周りと下部が細く中央部が太いことが特徴です。そのため収穫時に土から引き抜く際に力が必要となり、農家にとっては負担の大きい作業となっています。



練馬区の「練馬大根」栽培の歴史



「練馬三陽種苗商会 大根種採場(石神井ふるさと文化館蔵)」大正時代の頃の練馬大根の採種場。種子販売によって練馬大根は全国にも知られるようになりました。

「練馬大根」の栽培は江戸時代に始まったといわれています。江戸は当時すでに人口100万人をこえる大都市であり、江戸から近い練馬は江戸の需要にこたえる野菜の供給地として重要な役割を担っていました。練馬区の土壌は、黒ボク土とよばれる栽培に適した土地だったこともあり、明治から大正にかけ市街地の拡大にともない、練馬大根の栽培も拡大していきました。練馬大根は水分が少なく、また皮が薄く乾きやすいため干し大根に適し、たくあん漬けの材料として最適でした。
昭和に入ると干ばつや病気によって生産量が減少し、戦後の食の洋食化やキャベツへの作付転換の増加、急激な都市化による農地の減少などによって、ほとんど栽培されなくなってしまいます。
練馬区ではこの練馬大根を復活させようと、1989(平成元)年に地元生産者や農協(現JA東京あおば)が連携し、「練馬大根育成事業」を開始しました。1988(昭和63)年より練馬の特産物である漬物を紹介するための「ねりま漬物物産展」を開催し、現在は区内小中学校の学校給食の献立に取り入れるなど、イベントや食育活動などを通じて練馬大根を守り継いでいくための活動を進めています。


「練馬大根」の種子を継承


伝来種の種とりの様子

2006(平成18)年度からは、区内農業者が代々受け継いできた練馬大根の種を「伝来種」として次代に継承するため、区内3戸の生産者の協力により、「伝来種保存事業」を行なっています。


「練馬大根」の魅力を発信するイベント


抜いた本数や長さを競う練馬大根引っこ抜き競技大会

長くて引き抜くのが大変な練馬大根の特徴を活かした「練馬大根引っこ抜き競技大会」を、練馬区とJA東京あおばが共催で開催しています。生産農家の畑を借りて行われるこのイベントでは、参加者は競技を楽しみながら練馬大根について知ることができます。また大会で収穫した大根は参加者が持ち帰ることができるほか、翌日以降、区立全小中学校の給食にも使用され、食育と地産地消の促進にも貢献しています。


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