このページの本文へ移動

TOKYOイチオシナビ 見つけて活かす東京の地域資源

文字サイズ

地域産業資源紹介


あきる野市のとうもろこしは、甘味が強く粒が大きいのが特徴です。

とうもろこし

■指定されている場所: あきる野市

イネ科の一年生植物である「とうもろこし」は、小麦、イネ(米)と共に世界三大穀物と呼ばれ、世界の農業の中心に位置付けられる重要な作物です。
アメリカ大陸を原産とし、15世紀末に新大陸を発見したコロンブスがヨーロッパに持ち帰り、日本には16世紀末ごろ、ポルトガル人によって長崎に伝えられ全国に広まりました。人間の食料や家畜の飼料となるほか、近年では環境に配慮した再生可能な自然エネルギーとして注目され、バイオエタノールの原料としても重要な役割を担っています。



あきる野市における「とうもろこし」の歴史



「とうもろこし街道」沿いに広がるとうもろこし畑

あきる野市における野菜の作付面積の第1位が「とうもろこし」です。あきる野市を横断する五日市街道沿いにはとうもろこし畑が広がり、かつて道端に畑と直売所が並んだ風景から「とうもろこし街道」と呼ばれています。
この秋留台地に広がるとうもろこし畑は、1965(昭和40)年に旧東秋留農協のスイートコーン部会が結成されたことに始まります。生産が盛んになった昭和40年代に、畑で収穫作業をしていた生産者が車で通りがかった人から「売ってくれませんか」と声をかけられ、畑で売れるなら、と街道沿いに小屋を作り販売し始めたため「とうもろこし街道」と呼ばれるようになりました。
1973(昭和48)年に奥多摩から檜原方面へと抜ける奥多摩周遊の有料道路が開通すると、「とうもろこし街道」を通る車の数が一気に増え、最盛期には50〜60軒ほどの販売小屋が立ち並びました。
現在は交通渋滞や事故防止のため街道沿いでの販売が難しくなり、また1993(平成5)年に多摩東京移管100周年記念事業「TAMAらいふ21」の一環として「秋川ファーマーズセンター」が建設されると、夏の暑い中を小屋で観光客を待つよりは、ファーマーズセンターに出荷した方が労力も少ないと、生産者の小屋の数も減少し、今ではほとんど見ることがなくなりました。

あきる野市の「とうもろこし」の特徴


甘味の強い品種として人気の「ピーターコーン」


あきる野市で生産されているとうもろこしの品種は、ゴールドラッシュミエルコーンピーターコーンクリスピーホワイトなど甘味の強いものが中心です。そのためあきる野市の生産関係者の間では、とうもろこしではなく「スイートコーン」と呼びます。


とうもろこしは、子どもたちに人気の給食メニューです。

最近では生のまま食べることができるほど甘い品種も登場し、青臭さがなく柔らかくて甘いと人気になっています。収穫は早いもので5月下旬に始まり7月に旬を迎え、旬の時期にはあきる野市の食育推進活動の一環として、市内小中学校の学校給食にも積極的に取り入れられています。

とうもろこしまつり


とうもろこしまつりでは、新鮮なとうもろこしを求めて行列ができます。

 

秋川ファーマーズセンターでは、毎年、とうもろこしが旬を迎える7月の1週目に「とうもろこしまつり」を開催しています。とうもろこしまつりでは、収穫したての新鮮なとうもろこしが数多く並ぶほか、地元のグルメや焼きとうもろこしなどの模擬店が並び、多くの来場者で賑わいます。あきる野市の美味しいとうもろこしを求めてあきる野市外から訪れるリピーターも数多く、特に宣伝をしていないにも関わらず朝から列を作り、午前中で売り切れてしまうほどです。


とうもろこしまつりの会場となる秋川ファーマーズセンター


一覧はこちら

ページ
トップへ
戻る