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地域産業資源紹介


レザーファンの葉

レザーファン

■指定されている場所: 神津島村

レザーファンは常緑性のシダ植物の一種で、切り花の添え葉として花束や盛り花、コサージュ、ブーケなどに使われています。特に、「母の日」がレザーファンの需要が最も高くなる時期です。美しくて丈夫で扱いやすいためにフラワーアレンジメントではグリーン(葉もの)の定番となっています。冠婚葬祭での利用需要が拡大しており、日持ちが良いため続けて使えるという利便性もあります。




レザーファンとは



発芽するレザーファン

「レザーファン」Rumohra adiantiformis)は、オシダ科リモニウム属のシダ植物です。自然では、樹上や岩上に着生。左右対称で、葉柄についた葉の全体の形がきれいな二等辺三角形となります。原産地は、コスタリカとも南アフリカともいわれています。英語でleather-leaf fernというため、日本語でもレザーリーフファーンとも呼ばれることがあります。英語の leather レザー は、「革」という意味で、葉の表面がまるで革のような光沢をもつためです。fern ファン(ファーン)とは、「シダ、シダ植物」を指しています。世界的には、オーストラリアやニュージーランド、また南アフリカやマダガスカル、南アメリカなど広範囲にわたって分布しています。ちなみに、葉の裏にブツブツしたものがきれいに並んで付着したレザーファンを見かけることがありますが、それはレザーファンの「胞子」であり、虫ではありません。

 

神津島のレザーファン


成長過程のレザーファン

レザーファンは神津島の主要農作物で、八丈島から伝わってきたといわれています。鉢植えではなく、ほとんど切り葉として年間を通じて出荷されていて、他の仕事と兼業で育てることも可能です。海外からの輸入品も国内で出回っていますが、日持ちが良く、色が濃い神津島産のレザーファンは、その質の良さから市場で高値で取引されています。春先の黄緑の芽がいっせいに芽吹く姿は美しく、目の保養になるといいます。
 

成長過程のレザーファン


レザーファンの畑

神津島では、秋口にビニールを掛け、春にそれを外し黒いネットに変えるといった手間をかけることによって、より良い品質のものを育てています。近年では、生産者の高齢化のために、需要は高いものの注文に応えられない状況が見られます。また、緑の葉が黄色になる黄化症や台風の影響を受けて、収穫量が著しく落ちることがあるのが問題となっています。


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