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 地域資源紹介

東村山黒焼そば

東村山黒焼そば

■指定されている場所: 東村山市

東村山黒焼そばとは、地元ソースメーカーが開発した黒ソースを使用した焼そばのことです。東村山を代表するご当地B 級グルメとして市民に愛されています。黒ソースには、秘伝のイカスミ・鹿児島特産の日本酒「黒酒」・各種スパイスがブレンドされています。



東村山黒焼そばの由来

東村山黒焼そば
東村山黒やきそばソース 200ml ボトル

東村山市のソースメーカー・株式会社ポールスタアは、1850(嘉永3)年、桜井醤油店として創業しました。戦後、 添加物の多いソースが市場にあふれる時代に、添加物を使用しないソースづくりを始めました。やがて、東村山に新たな名物を作ることを目指して試行錯誤の末に、「東村山黒焼そばソース」が完成しました。

東村山黒焼そば
黒焼きそばのキャラクター 「よしくん」

黒焼そばの黒い色のルーツは、鎌倉時代末期の東村山にまでさかのぼります。鎌倉幕府討伐の兵を挙げた新田義貞(にった よしさだ)の軍は、1333(元弘3)年に八国山に陣を構えました。その際、敵を警戒して、兵は夜食に炭をかけて食べたという伝説が残っています。そのイメージから、イカスミの黒い焼そばが誕生しました。陣を張った翌日、新田義貞軍と鎌倉幕府軍は衝突(久米川の戦い)、その戦いに勝利を得た新田軍はさらに南下し、数日後には鎌倉幕府を倒しました。ちなみに、東村山黒焼そばのキャラクター「よしくん」は新田義貞がモデルです。



「東村山黒焼そばソース」の特徴

東村山黒焼そば
数々のスパイスが配合されています

東村山黒焼そばソースには、トマト、リンゴなどの野菜や果物、調味料に加え、漢方薬としても使われることのあるシナモン、ナツメグ、クローブ、セイジ等の10 種以上のスパイス、そしてイカスミが入っています。味は中濃ソースよりやや塩辛く、イカスミ独特の風味や苦み、甘みがあります。市内には、東村山黒焼そばをメニューとして提供する中華料理店、そば屋、ラーメン屋、レストランが多数あり、黒焼そばソースがベースとなるのは共通していますが、具や味付け、盛りつけは各店舗が工夫を凝らしています。



黒焼そばソース工場の見学

東村山黒焼そば
星のトンネルから工場内が一望できます

ポールスタアには、東村山市や近隣の市の小学生が毎年大勢、社会科見学に訪れています。工場見学の通路は星のトンネルと呼ばれ、宇宙船の船内をイメージして作られています。また、中学生の職場体験も行われています。


イベントでも大好評

東村山市内の小中学校の給食にも提供され、子供たちには大好評です。ポールスタア社は市内の産業祭、菖蒲まつりといった各種イベントにも出店し、さらに自社イベント「いちょうまつり」も開催しており、2019(令和元)年度は3,000人の来場がありました。こうしたイベントは、東村山黒焼そばのさらなる知名度アップに貢献しています。

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