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 地域資源紹介

杉の巨木に囲まれた参道
杉の巨木に囲まれた参道

御岳山

■指定されている場所: 青梅市

御岳山(みたけさん)は青梅に位置する標高929m の山で、古くから山岳信仰の対象として知られています。日本各地に同名の御岳山があるため(旧字では御嶽山。読みは「おんたけさん」の場合がある)、他と区別する時には「武蔵御岳山」といいます。春夏秋冬それぞれの自然や景色を楽しむことができます。
 








御岳登山鉄道ケーブルカー

御岳登山鉄道ケーブルカー
御岳登山鉄道ケーブルカー

ケーブルカー滝本駅からケーブルカー御岳山駅へは、徒歩で山道を登ると約1 時間ですが、ケーブルカーならば乗車時間は約6 分です。平均勾配は関東一の22°です。御岳山駅の前は、御岳平(みたけだいら)という広場となっており、眺望は抜群です。


御岳平からの眺望

この近くに、国内でも貴重なレンゲショウマ群生地があり、8 月の見頃には可憐な花を咲かせます。御岳平には眺めの良い展望台へ登ることができるリフトの発着駅「御岳平駅」もあります。
 



御岳ビジターセンター

御岳ビジターセンター
御岳ビジターセンター

御岳平から歩いて10 分ほどの場所にある御岳ビジターセンターでは、御岳山の自然や歴史に関する情報を提供しています(入館無料)。また、「初心者のための登山講座」や「子ども自然教室」「ムササビ観察」などのイベントも多数催されています(事前申込が必要)。
 






神代ケヤキ
神代ケヤキ

宿坊・神代ケヤキ

御岳山には25 軒の宿坊があり、元々は参拝客のための宿でしたが、現在は一般客の宿として、また「立ち寄り湯」として利用できる宿坊もあります。ちなみに、宿坊の一つの「山香荘(さんこうそう)」は、作家・浅田次郎氏の母方の実家です。浅田次郎作『神坐す山の物語』は、御岳山が舞台です。武蔵御嶽神社の表参道の途中にある神代(じんだい)ケヤキは、国の天然記念物に指定されています。
 


武蔵御嶽神社

武蔵御嶽神社入り口の大鳥居
武蔵御嶽神社入り口の大鳥居と
その奥に見える随神門

御岳山の山頂には武蔵御嶽(むさしみたけ)神社があり、古くから修験場として栄えました。平安時代から江戸時代にかけて、多くの武将達の信仰を集め、彼らは鎧や太刀を奉納しました。この神社の宝物殿(ほうもつでん)には、畠山重忠が1191(建久2)年に奉納した赤糸威大鎧(あかいとおどしおおよろい)をはじめとして、国宝や国の重要文化財、重要美術品、東京都の重要文化財が多数、保管・展示されています。本殿の狛犬は、獅子ではなく、ニホンオオカミをかたどったものです。このオオカミは「大口真神(おおぐちまがみ)」もしくは「おいぬ様」と呼ばれ、盗難除け、魔除けの神として親しまれてきました。また最近では、「おいぬ様」にちなみ、愛犬の健康を祈願する参拝客で賑わっています。御岳登山鉄道ケーブルカーは、リードで繋ぎ「ペット共有エリア」を利用すればイヌも乗車できます(ペット料金有料)。
 



七代の滝・ロックガーデン・綾広の滝

七代の滝
七代の滝

「七代(ななよ)の滝」は、落差50m の大小7 つの滝の集まりです。ロックガーデン(岩石園)は、天狗岩から綾広の滝までの約1.5km の散策路です。ここには、天狗岩をはじめとした大小さまざまな奇岩があります。苔むした岩肌を眺めつつロックガーデンを散策すると心洗われます。「天狗岩」とは、遠くから眺めると天狗が上を向いたように見える巨石です。「綾広(あやひろ)の滝」は、落差が10mあり、武蔵御嶽神社の滝行に使われたために、別名「みそぎの滝」と呼ばれています。

天狗岩
天狗岩

御岳山には他にも、距離や所要時間に応じて、さまざまなコースがあります。

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