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 地域資源紹介

武蔵野地粉うどん
武蔵野地粉うどん(かけうどんタイプ)

武蔵野地粉うどん

■指定されている場所: 武蔵野市


小麦の生産が盛んだった武蔵野市では、地元の小麦を使用した地粉(じごな)うどんでもって冠婚葬祭のお客様をもてなすのが昔ながらの習慣でした。かけうどんとして、また、つけ汁うどんとして食されています。

武蔵野地粉うどんの歴史

武蔵野地域の土地は透水性に富み、水田には向いていない土地だったため、その代わりに畑作が盛んに行われていました。中でも小麦は貴重で、農家の人たちの大きな収入源となっていました。祝い事の際にはそうした貴重な小麦を使ってうどんを作るのが、最高のもてなしとされていました。近年、都市化にともなって耕作面積は縮小し、小麦の生産はほとんどされていませんでした。そこで、地元農家の協力を得て、武蔵野商工会議所と東京都麺類協同組合武蔵野支部が協同して商品化したのが武蔵野地粉うどんです。この武蔵野市産小麦を使用した「武蔵野地粉うどん」は地元の名産品として、2008(平成20)年のMusashino ごちそうフェスタで発表され、販売を開始しました。


武蔵野地粉うどんの特徴


武蔵野地粉うどん(つけ汁タイプ)

武蔵野市内産の小麦を使用し、コシと歯応えがあり、小麦らしい旨さのある麺が印象的です。豚肉と長ねぎを煮て濃い醤油で味つけされた温かい汁との組み合わせも絶品です。茹で上がった麺を冷水で締め、温かい汁(または冷たい汁)にうどんを付けるつけ汁うどんとして、また茹で上がったうどんに温かい汁にかけたかけうどんとしても楽しめます。


武蔵野地粉うどん
武蔵野地粉うどんが食べられる店舗に
掲げられているのぼり

武蔵野地粉うどん
武蔵野地粉うどんの乾麺

地元の季節の野菜を添えることにより、味わいが一層増します。武蔵野市内で、武蔵野地粉うどんが食べられる店舗は、オレンジののぼりが目印です。それぞれのお店のうどんは決して同じ味ではなく、麺と汁にはお店ごとに個性があります。また、乾麺も販売されており、武蔵野地粉うどんの歴史や調理法の解説が添付されています。


武蔵野地粉うどんと食育


小麦作りプロジェクトに参加する生徒たちの種まき、麦踏み、収穫の風景

食育の一環として、東京都麺類協同組合武蔵野支部の協力のもと、小学校で手打ちうどん教室を開いています。うどんの様々な工程(粉をまぜる、こねる、伸ばす、切る)を生徒達が分担し、自分たちで作ったうどんを味わえるため、子供達には貴重な経験となります。さらには、地元の小学生が小麦作りの農業体験をする「小麦作りプロジェクト」も実施されています。その小麦から作られたうどんが、年に数回、学校給食でも提供されており、これらの取り組みは、地産地消の大切さを生徒達が身をもって実感する機会を提供しています。



(写真は、武蔵野市観光機構ホームページより引用)

 

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