このページの本文へ移動

TOKYOイチオシナビ 見つけて活かす東京の地域資源

文字サイズ

地域産業資源紹介


会場となる江戸川河川敷

江戸川区花火大会

■指定されている場所:江戸川区

「江戸川区花火大会」は、江戸川区の江戸川河川敷において毎年8月第1土曜日に開催される大規模な花火大会です。対岸の千葉県市川市でも、「市川市民納涼花火大会」が例年開かれており、現在では共同開催となっています。1976(昭和51)年に第1回が開催され、2018(平成30)年で第43回を迎えました。花火の打ち上げ総数は約1万4千発で、全国でも有数の花火大会として知られています。広い河川敷で見るために高いビルなどの障害物がなく、迫力ある花火をきわめて間近で観ることができます。2018年度は市川市側と合わせて約139万人(江戸川区側90万人、市川市側49万人)もの人出があり、花火大会の観客動員数としては日本一でした。

オープニングは1000発の花火


第42回のオープニング花火
「満開! 江戸川大輪花!」

最初の5秒間で1000発を打ち上げるオープニング花火は圧巻です。2018年度のオープニング花火は、「絢爛!江戸川夢華火!」でした。花火大会は、開始から終了までが約75分間。趣きの異なる8つのテーマで構成されており、毎年新たなテーマが考え出されています。それぞれのイメージに沿ったBGMに乗せて打ち上げられるのも江戸川区花火大会の特色の一つです。


雄大な富士をテーマに


第41回「ダイヤモンド富士~永遠の輝き~」

テーマ2の「桜花爛漫~富士の空~」は、高さ50m、全長280mの富士山に花吹雪が舞う美しい風景をイメージしたもので、国内最大級の「仕掛け」花火です。桜のように咲いてはすぐ散るはかなさが表現されました。例年、富士山をイメージした壮大な花火が注目を集めています。


多彩な花火の種類


牡丹のタイプの花火

花火には菊・牡丹・冠柳・千輪・型もの・スターマイン・仕掛けなど、様々なタイプの花火があります。江戸川区花火大会では、上記の様々なタイプの花火を見ることができます。「菊」は、夜空に丸く咲く菊の花のようです。中心から「星」(光や色などを発する火薬の塊)が外へ広がる時に炭火色の尾を引き最後に特定の色の炎を出します。「牡丹(ぼたん)」は、星が尾を引くことなく、開花直後から特定の色の炎を出します。
「千輪(せんりん)」は、小さな花が同時にたくさん開く花火です。「型もの」は、玉の中の星の配置を工夫してあり、開いた時に蝶や土星など色々なものの形になります。「スターマイン」は、花火の種類ではなく、「速射連発」の打ち上げ方法を指し、いくつもの花火を組み合わせて連続的に打ち上げるものです。「仕掛け」の代表的なものには、網仕掛のナイヤガラの滝や、文字や絵を形どった枠仕掛があります。


壮大なフィナーレ


第41回フィナーレ
「未来への聖火(ともしび)~輝きの向こうへ~」

毎年、花火大会のフィナーレを飾るのは、彩りあふれる花火と金銀色のカムロシャワーです。「カムロ(冠柳)」とは、星の発光時間が長く、しだれ柳のように尾を引いて落ちていく花火です。


「鍵屋〜、玉屋〜」


第41回「パステル★EDOGAMA」

江戸川区花火大会を担当する花火師は江戸時代から続く「宗家花火鍵屋(かぎや)」です。花火が上がった時に、「かぎや~(鍵屋~)」、「たまや~(玉屋~)」という掛け声が上がりますが、これは江戸時代、両国の花火大会で、川の上流を「玉屋」が、下流を「鍵屋」が受け持ち、これを応援したのが始まりです。宗家花火鍵屋は、江戸から続く伝統を今も受け継ぐと同時に、新しいことにも常に挑戦しています。例えば、今までの打ち上げ花火は、花火師が火種を持ち直接点火していましたが、鍵屋が開発した「電気点火器」を用いて、1985(昭和60)年から秒単位の細かな遠隔操作による着火が行われるようになりました。着火のタイミングに加え、花火の色・形・種類・位置取りなどの自在な組み合わせが、テーマに合わせた演出を可能にしています。現在では花火師によってはあらかじめコンピュータにプログラムし、打ち上げる方法もありますが、鍵屋では着火するタイミングはボタン式にこだわり、花火師がその場の状況を読んで、その都度「絶妙な間」で花火を打ち上げています。江戸川区花火大会は、区民や花火師、そして実行委員会が一体となって、熱意と心意気をもって取り組んでおり、見る人に大きな感動を与えています。


一覧はこちら

ページ
トップへ
戻る