このページの本文へ移動

TOKYOイチオシナビ 見つけて活かす東京の地域資源

文字サイズ

地域産業資源紹介


写真提供 東京都農林水産振興財団 青梅畜産センター

TOKYO X

■指定されている場所:八王子市、青梅市、町田市、福生市、瑞穂町

「TOKYO X(とうきょう えっくす)」とは、優れた肉質をもつ3種の豚を掛け合わせた美しい霜降りの豚肉です。良質な脂肪細かい筋繊維豊富な脂肪交雑というそれぞれの良いところが組み合わされているのが特徴です。 TOKYO Xの「X」には、「交雑」を意味するX(クロス)と、未知の可能性X(エックス)を秘めた東京生まれの豚という二つの意味が込められています。豚の系統名は「トウキョウX」と表記され、豚肉としてのブランド名は「TOKYO X」と表記されています。

TOKYO Xの開発

旧東京都畜産試験場(現東京都農林水産振興財団・青梅畜産センター)では、1990(平成2)年から7年の歳月をかけ、北京黒豚・バークシャー種・デュロック種の3種の豚を掛け合わせて改良して新しい系統豚を開発し、1997(平成9)年に旧日本種豚登録協会(現日本養豚協会)から系統造成豚として認定されました。日本で食用となっている豚の多くは、病気にかかりにくい品種、肉質の良い品種、繁殖力のある品種などを掛け合わわせたF1(雑種第1代)の豚です。さらに系統やエサ、肥育期間や育成方法を変えて数百の銘柄豚が販売されています。トウキョウXは、それら一般的な肉豚生産にみられる雑種第1代の豚ではなく、系統として認定された日本初の合成豚です。



北京黒豚・バークシャー種・デュロック種

元になった北京黒豚は、 北京で開発された交雑種の黒豚で、味が良く脂肪の質も良いのが長所です。バークシャー種は、イングランド南東部のバークシャーを原産とする品種で、細かい筋繊維のゆえになめらかな肉質をもつのが特色です。日本では「かごしま黒豚」が純粋なバークシャー種です。デュロック種はアメリカで開発された品種で、病気に強く、脂肪交雑、つまり網目状の脂肪の「サシ」が入りやすいのが特徴です。これらを掛け合わせることにより、良質な脂肪分を十分に備え、やわらかくジューシーな霜降りの肉質をもつ新しい系統豚が誕生しました。



トウキョウXの外観


写真提供 東京都農林水産振興財団 青梅畜産センター

「トウキョウX」の見た目は、黒い北京黒豚、全体は黒で鼻や脚の先端に白いまだら模様があるバークシャー種、褐色のデュロック種の3つを掛け合わせているため、それぞれの特徴が外見に表れており、茶色のものや、黒いもの、また茶色と黒のぶちのあるものなど、その表れ方は個体によって違っています。


写真提供 東京都農林水産振興財団 青梅畜産センター

 



トウキョウXの飼育

一般的な豚である白豚は発育が早く生後6ヶ月で出荷できますが、トウキョウXは約7ヶ月での出荷となります。また、一度に生まれる子豚の頭数は一般的な豚が平均10頭ほどなのに対して、トウキョウXは8頭ほどです。一般的な豚に比べると病気に弱いですが、豚舎の一頭当たりの飼養面積を広くしたり、温度・湿度・換気に細心の注意を払うなどきめ細かな管理を行うことにより、病気の発生を減らす工夫がなされています。流通量は少なく価格も高めですが、味が良いため売れ行きは良好です。



TOKYO Xの販売


撮影協力 道の駅八王子滝山

TOKYO Xは、行政・生産・流通の連携によるブランド作りのモデルケースとして注目を集めています。都内の百貨店、小売店を中心に生肉や、ハム・ソーセージといった食肉加工品が販売され、また飲食店でもTOKYO Xを用いたメニューが好評を博しています。


一覧はこちら

ページ
トップへ
戻る