このページの本文へ移動

TOKYOイチオシナビ 見つけて活かす東京の地域資源

文字サイズ

地域産業資源紹介


アカイカ

■指定されている場所:大島町、新島村、三宅村、八丈町、利島村、神津島村、御蔵島村、青ヶ島村

伊豆諸島の名物・アカイカは、標準和名では「ケンサキイカ」といいます。アカイカは旨味・甘みが強く極上の味で、刺身にしてもよく、焼き物にしても、煮付けにしても身が硬くならずおいしいために、「イカの王様」とも言われています。肉厚で高齢者も食べやすいほどの柔らかさで、歯触りもよくモチモチとした食感です。アオリイカと並んで高級イカとして市場では高値で取り引きされています。獲れたてのアカイカは半透感の白ですが、時間が経つと表皮が鮮やかな赤になり、さらに時間が経過すると透明感のない白になります。鮮度の良いアカイカは半透明で美しくつやつやしており、刺身や寿司の握りにすれば絶品です。
アカイカのオスは胴長(胴の長さのことで外套背長ともいう。頭や足の長さは含まない)が40cm以上になりますが、メスはおよそ30cmほどで小型です。アカイカは、近縁種のヤリイカとよく似ていますが、ヤリイカの触腕は胴長より短いのに対し、アカイカの触腕はより太く胴長よりも長いことで区別ができます。胴も、ヤリイカの方が細いために「槍の穂先」のようですが、アカイカはやや太めで「剣の先」のような形です。ヤリイカもアカイカも共に美味で、あまり加工品にはされないとはいえ、加工してするめにしたものは「一番するめ」と呼ばれて珍重されています。

アカイカを含むイカは低脂肪、低カロリーで高タンパク食品です。さらに、イカに多く含まれるタウリンは、胆汁の分泌を促進してコレステロールを低下させ、 肝臓の解毒能の強化、アルコールによる肝臓障害の予防によって肝機能を高める働きがあるとされています。さらには血圧の正常化、糖尿病の予防、視力回復などにも効果があると言われています。イカは、成人病予防効果が期待できるヘルシー食品といえます。

新島では新名物として、希少な食材アカイカを贅沢に使用した「元祖赤イカ焼ソバ」が新たに開発されています。アカイカは焼いても硬くならないので焼ソバのイカに最適です。赤イカ・焼きそば・特製たれをセットにしたお土産を、新島のお店で販売しています。

アカイカ、つまり標準和名でいう「ケンサキイカ」(Uroteuthis edulis)の分類は生物学者を悩ませてきました。かつては、ケンサキイカは、ケンサキイカ、メヒカリイカ、ブドウイカの3つの種に分類されていました。しかし、今では、この3つはケンサキイカという1つの種にまとめられ、その中の「ごとういか型」、「めひかりいか型」、「ぶどういか型」という季節型に分かれるとされています。伊豆諸島で「アカイカ」と呼ばれているのは、ヤリイカと形状が似ている「ごとういか型」です。ケンサキイカは、他にも「ダルマイカ」「マルイカ」のような地方名があります。今も、築地市場では、伊豆諸島などで獲れる胴のやや細長いイカを「アカイカ」と呼び、山陰・九州で獲れる胴のやや短いイカを「シロイカ」と呼んで区別しています。
まぎらわしい話ですが、「ソデイカ」(Thysanoteuthis rhombus)もアカイカと呼ばれています。さらにまぎらわしいことに、築地市場で「ムラサキイカ」と呼ばれているイカの標準和名が「アカイカ」(Ommastrephes bartramii)です。このように、場所によって生物の呼び方が混乱しているという状況は、日本に限らず世界中のいろいろな生物において生じています。それゆえ、1つの種に1つの名前が原則という「学名」を使用することが、生物学の記述のみならず、貿易などの海外との取り引きで誤解を招かないために重要となっています。

まぎらわしい話ですが、「ソデイカ」(Thysanoteuthis rhombus)もアカイカと呼ばれています。さらにまぎらわしいことに、築地市場で「ムラサキイカ」と呼ばれているイカの標準和名が「アカイカ」(Ommastrephes bartramii)です。


このように、場所によって生物の呼び方が混乱しているという状況は、日本に限らず世界中のいろいろな生物において生じています。それゆえ、1つの種に1つの名前が原則という「学名」を使用することが、生物学の記述のみならず、貿易などの海外との取り引きで誤解を招かないために重要となっています。

一覧はこちら

ページ
トップへ
戻る